クイックマスター「社会科学」
LEC『公務員試験過去問新クイックマスター社会科学』
わたしが国家総合職の基礎能力(教養)試験の対策を図るにあたり利用しているクイマスの「社会科学」。
「社会科学」については初学ながらこの教材が使え、また、基本的にはこの教材のみを利用して試験に臨む予定である。
わたしの初期学力
中学時代 | 5教科では社会が苦手。ただ、公民は好きな方。 |
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本命高校の入学試験では、私立ながら社会(と理科)も出題されるので勉強は結構した。 | |
好奇心から憲法・民法・刑法あたりはごく表面的ながら自学していた。 | |
高校時代 | 公民科目については、「政治経済」の経済分野を1年生の時に学習。苦手科目。 |
大学入試では公民科目は一切利用せず(センター試験で遊び半分に「現代社会」は受験したかも。ただし無勉)。 | |
大学・大学院時代 | 社会科学の勉強は一切できず。教養時代に「経済」についての講義は選択したけれど、お話を聴くのがメインスタイルで特に知識習得には繋がっていない。 |
他人から「経済教えて」と頼まれて一晩だけミクロ経済を勉強したことがあるw |
中学公民以外の知識はほぼ皆無の状態からこの『クイックマスター』を利用したのだと考えてください。
章立て
※ 第2版に準拠
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教材の使用感
『スーパー過去問』と並んで網羅性には定評のあるテキスト。
問題と解説が見開きに掲載されているのが、(特に知識分野の問題集としては)扱いやすい。
幅広い試験種に対応している分、国総に特化しているわけではないのだが、初学でいきなり難問多数・説明簡素の『DATA問』が扱えるとも思えなかったので、わたしはこちらを選択した。
各節の初めにレジュメは掲載されているが、見開き1ページのみであり、ここを押さえただけでは続く問題群を解答するには至らない。
したがって、解けるはずもない問題に目を通し、解説を読んで初めて知識を身につけるスタイルの学習となった。
しかしながら、問題を解き進める過程で同じ知識が何度も問われてくるので、1周目でも正解できる問題は少なくない。
1周仕上げるだけでも、最重要な知識は確実に身につくであろう。
「政治」や「法学」といった知識暗記がメインの分野は、この本を初学書として用いても十分に頭に入るし、問題を解き進める過程で、その背景にある理屈も見えてきやすい。
しかし「経済」に関していえば、もう少し理屈を抑えてから問題に移りたいと感じる読者は、別の導入本や経済の専門書を読むことが望ましいかもしれない。
初周は1日1章を目標に学習を続けたのだが、1冊仕上げるのには1ヶ月を要した。
1日あたりこの本に費やせた時間は1~2時間ってところだったかと。